日々、その感染者数と死亡者数が報道されている新型コロナウイルスですが、耳にするのは国別の絶対数ばかりなので、国別の人口を調べて感染者数と死亡者数をパーセント表示に直してみました。
そもそも各国の人口はぜんぜん違うのだから、その絶対数で比較してもいまいちイメージがわかなくないですか?
割合で考えましょう割合で。
元データは令和2年3月22日発表の厚生労働省の以下のページです。
ここに各国の人口を分母として、感染者数・死亡者数をパーセント表示にしています。
データを見る上での注意事項
データに間違いが無いよう注意して書いてはいますが、個人調べなのでもしかしたら誤りがあるかもしれません。(お気付きの場合は教えて頂けるとありがたいです)
各国の人口はグーグル検索して一番上に出てきたものを使用しているので、必ずしも最新の情報ではありません。
また、すべての国に関しては調べておらず、国の選定も上から日本が含まれる前後で適当に切っただけなので特に意味はありません。
なので、この記事では現在感染者数が多くなっている地域に偏っていますし、今後広がっていくかもしれない南半球の国は現時点ではほとんど含まれていません。
国内の状況については上記厚生労働省の発表のページの下部に発生動向が詳しく載っているPDFがあります。
直リンクになってしまうので、ここには貼れません。
データの計算式
表内のデータの計算式は以下のとおりです。
感染者数(%)=感染者÷人口×100
死亡者数(%)=死亡者÷人口×100
致死率=死亡者÷感染者×100
致死率(致命率)の計算方法はウィキペディアを参考にしました。
感染者数順
まずは単純に感染者数が多い順番で並べています。
これが日々メディアから耳にする数のイメージに一番近いですかね。
感染者%表示順
その国の人口のうち感染している人の割合を%で表し、その割合が大きい順に国を並べています。
検査実施数も各国によって違いますが、日本でいうと100万人に約8人ほどの感染者がいることになります。10万人都市だとに一人いるかいないかくらいですね。
それに対し、今、世界で最も感染者数が急増しているイタリアではそれが1万人に約9人になります。10万人都市で88人。
死亡者%表示順
検査状況が各国によって違うので、感染者数には大きくばらつきがあります。
しかし、悲しいことですが死亡者数は検査頻度に関わらず、死因究明をしっかりできている前提で、ある程度正確な数値だと思われます。(日本でも死亡した後、感染者だったと判明した例がありました)
すると、日本では2500万人に7人未満(357万人に一人未満)、イタリアでは12500人に一人未満くらいの死亡率になります。
ここの数字が真に警戒しなければならない数字だと個人的に思っています。
致死率順
表でいうと一番右側の数字です。
計算式は、「致死率=死亡者÷感染者×100」です。
日本の場合はもっと広く検査を行ったとすると、分母の感染者の数が増える分、致死率はもっと減ると予想されます。
今後日本はどうなるのか
(ここからは個人的な感想であり、全く専門家でもないので信憑性もありません。)
現状、手洗い・消毒やマスク着用の意識が高いことや、医療関係者の方々のおかげで日本はこの数字に落ち着いているのかなと思います。
しかし、日本は3人に一人が高齢者の国です。高リスクな国民がたくさんいるのです。感染が拡大していくと死亡者数も増えていく可能性があります。
先週末の三連休では「自粛疲れ」による外出も増えているようです。
消毒用アルコールやマスクの供給も全く目処が立っていないようです。せめて医療機関や介護施設にだけでも不足なく供給して欲しいところです。
非常に苦しいですが、決定的な薬ができるまでは今までの我慢を続けていく必要があると思います。
国のリーダーシップはイマイチあてにならない状態です。
経済的にも厳しい状況が続きますが、個々人が油断せずなんとか耐えなければならないと思います。
みなさんはどう思われますか?