4月も後半に差し掛かり、もう少しすればゴールデンウィークです。
それなのに最近暑い日が多くないですか?
僕が子供の頃、この時期暑かったかなぁ。地球温暖化かなぁ。なんて思考をめぐらせている今日このごろです。
ですが、
めぐらせているのは思考だけじゃない可能性があります。
自分のまわりの半径1m、直径2mの範囲に鼻をつく体臭をめぐらせているかもしれないのです。
基本的に体臭は“自分の半径1m×高さ2m”の円柱くらいの範囲に漂っていると考えられています。これは人間のパーソナルスペースとほぼ等しい空間ですね。
引用:「体臭ゾーン」は半径何メートル? | R25
汗をかく量が少ないこの時期でも、いやこの時期だからこそ自分でも気づかない強烈な体臭を撒き散らせているかもしれません。
春先の体臭が強烈な理由
汗腺の活動が低下している
寒い冬を越え、春になったこの時期。僕たちの体は「汗をかく」という生理現象を半年以上サボっていたことになります。
春でも気温が上がれば当然汗をかきますが、汗腺の活動が活発でない時はそれほど大量に汗をかくことができません。
その分、出て来る汗は夏場にかくものよりも老廃物の濃度が濃くなっており、ニオイ成分もよけいに含まれています。
冬に溜め込んだ老廃物がでてくる
冬に体をあまり動かさなかったデスクワーカーは特に注意が必要です。
あまり汗をかくことのない冬場は、老廃物を体外に出す機能が低下していました。その老廃物は汗をかき始める春先にドッとでてきます。
また、冬は血液循環が低下していました。その為、ターンオーバーが乱れ肌表面の汚れも溜まっています。それが春先に開放され、肌トラブルや臭いの原因になります。
環境変化によるストレス
春は出会いと別れの季節といいます。職場や職務内容、住環境などなにかと変化の多い季節です。
それらの環境変化は知らず知らずのうちに自分にストレスになっている可能性があります。
ストレスが高まるとアポクリン汗腺という汗腺が活発になります。このアポクリン汗腺がワキガ臭の原因となる汗を出します。*1
春こそ体臭ケアが必要です
春の体臭がきつい理由をお分かりいただけたでしょうか?
以下、春にやるべき体臭対策を紹介していきたいと思います。
お風呂にゆっくり浸かる
汗腺の活動を活発にすることと、老廃物をだすことが目的です。
ただし汗腺の活動が低下しているため1回の入浴では十分ではありません。
普段シャワー派の人も2日に1回くらいのペースでしっかり汗を出した方が春の体臭予防には効果的です。
また、飲み物(ペットボトルの水など)を持ってお風呂に入り適宜飲んで下さい。脱水予防はもちろん、入浴中に水分補給することでより発汗をうながせます。
半身浴
健康的な入浴法として半身浴は随分とメジャーになりました。
ただ、汗をかくという点においては全身浴も半身浴も差はありません。
「半身浴」は「全身浴」に比べて大量の「汗」が出ると思っている方が多くいらっしゃることでしょう。これも「×」です。「汗」は、暑く感じた時や興奮状態 の時などに、体温を下げるために分泌されます。上半身が出ている分だけ、「半身浴」の方が「汗」の出始めるタイミングは遅くなります。
引用:「半身浴」が体に良い理由 | はぴばす | 株式会社バスクリン
しかし、全身浴で十分に汗をかくまで入浴するのは非常に体力を消耗します。
リラックス効果や体への負担も考えると、やはり汗をかくための入浴には半身浴がオススメだと思います。
半身浴のやり方
引用:半身浴 - Wikipedia
- 38度から39度の湯にみぞおちから下の半身だけを湯船につける。
- 30分以上が望ましい。
- 空調が整っていない場合、上半身が冷えるため、上着やタオルを羽織って入浴するとよい。ただし、湯に濡らしてしまうと体の熱を奪ってしまうため、乾いた状態で羽織る。
- 全身浴に比べ、心臓への負担が少なくなるため、お年寄りや心臓が弱い人、心臓に疾患がある方に適している。
洗いすぎない
朝はどうしてもシャワーを浴びないと気がすまない人もいるでしょう。
しかし、入浴した翌日の朝のシャワーはボディソープは使わずにお湯で流すだけにして下さい。
洗いすぎがだめな理由は専門医師が詳しく解説されています。
上記記事で紹介されている重曹石鹸とミョウバン石鹸は今では普通に売っています。
ミョウバン石鹸は少し高額なので、重曹石鹸で洗ってからミョウバン水を使うのが良いかもしれません。ミョウバン水については後述します。
デオナチュレを用意する
制汗・防臭剤は夏まで必要ないと思っていませんか?
春先と言えど、少しの汗で体臭はでてきてしまいます。それを抑えるためにも、やはりこの時期から制汗・防臭剤は使用していくべきです。
制汗・防臭剤は様々ありますが、とりあえずデオナチュレシリーズを選べば間違いないと思います。
デオナチュレシリーズの中で僕が使ったことがあるものは、「デオナチュレソフトストーン」と「デオナチュレ男クリスタルストーン」です。
Amazonでのレビュー数・評価ともにずば抜けて良いのでかなりオススメできます。
「デオナチュレソフトストーン」の方は男性向けの「デオナチュレ男ソフトストーン」もあります。
ご自分の好きな方を使えば良いと思いますが、ミントの匂いが嫌いな方が一定数いるようなので、僕は「デオナチュレソフトストーン」の方がおすすめです。
どちらも朝シャワーでサーッと流したあとに塗ると一日もちます。
ただ、Amazonレビュー通り汗は止まらないので、汗を止めたい方は別の方法を取る必要があると思います。
春は夏よりも体臭がキツイ時期なので、この時期こそ必要な商品だと思います。
ちなみに、「デオナチュレ男クリスタルストーン」はひとつ買うと一年持ちます。コスパ最強です。
ミョウバン
Amazonの商品説明にもありますが、デオナチュレシリーズはミョウバンという粉を結晶化させたアルム石が主成分です。
世の中にはミョウバン粉を買ってきて自分でミョウバン水を作ってしまう人たちもいます。ミョウバン自体はとても安いので挑戦したいかたは下の記事を参考にしてください。
液体なので体に塗るのはもちろん、入浴剤としても使えるのでその利用の幅は広いです。
専門医師によるミョウバンの詳しい説明はコチラ
粉末洗濯洗剤を用意する
臭いを発するのは体だけではありません。汗を吸い込んだ服からも臭いはでています。
臭いの原因は基本的に細菌であり、いかに細菌の増殖を抑えるかが臭い予防の基本となります。
洗濯によって服についた汚れや細菌をすこしでも多く洗い落とす必要があります。
液体洗剤を使っている人も多いと思いますが、暖かくなるこの時期は是非粉末洗剤にシフトしていって下さい。
暖かくなってきたので粉末洗剤の溶け残りもありませんし、洗浄力は粉末洗剤のほうが上です。
目に見えない汚れの多くは酸性で、粉洗剤はその反対のアルカリ性。 反対の成分が最もよく汚れを落とすので、弱アルカリ性の粉洗剤が一番なのです。ちなみに漂白系は酸性、液体やジェルボール洗剤は中性です
引用:液体洗剤と粉洗剤って何が違うの?洗濯洗剤の正しい選び方 |プロに聞く家庭のお洗濯 | 宅配クリーニングのリネット
粉末洗剤の中でも特に「除菌・抗菌」をうたっている物を選んで下さい。
アタック 高浸透リセットパワー
僕の一番のおすすめは「アタック 高浸透リセットパワー」です。
以前は他の粉末洗剤に粉末の漂白剤を併用して洗濯していましたが、今はこれ一つのみで洗っています。
漂白剤は確かによく落ちるのですが、洗剤の組み合わせや使える洋服の選別などの手間が少し煩わしくもありました。
実は「アタック 高浸透リセットパワー」にはもともと漂白剤が入っています。普段着の洗濯物の消臭が目的なら「アタック 高浸透リセットパワー」で十分でした。
さらに柔軟剤配合なのでほんとにこれのみでOKです。
成分比較はこちら
漂白剤について少し
漂白剤には
- 粉末漂白剤(弱アルカリ性)
- 液体漂白剤(弱酸性または酸性)
の二種類があります。
粉末洗剤(弱アルカリ性)には粉末漂白剤(弱アルカリ性)を併用しましょう。
粉末洗剤(弱アルカリ性)に液体漂白剤(弱酸性または酸性)を使うと、液性が逆なので洗浄力を打ち消し合ってしまいます。
漂白剤について詳しく知りたい方はこちら
香りつき柔軟剤について
今は良い香りの柔軟剤がたくさん出ています。
ですが、体臭や服の臭いを柔軟剤の香りで誤魔化すのだけはやめてください。悪臭+柔軟剤の香りは想像以上に複雑な臭いを醸し出します。
体臭を消し、服の匂いを消して一旦無臭状態にしてから良い香りをまといましょう。
体臭対策はたった3つ
ここまで長々と書いてきましたが、僕のおすすめする春先の体臭を抑えるポイントはたったの3つです。
- お風呂で汗をかく
- デオナチュレシリーズを使う
- アタック 高浸透リセットパワーを使う
30代は体臭が気になる年齢です。
周りを不快にさせないために、また自分の自信を失くさないためにも対策は必要です。
どれも難しいものではないので、是非実践してみて下さい。
以上、『春の体臭は強烈|30代男性だからこそ本格的な暑さを迎える前にやっておくべき臭い対策3つ』でした。
*1:それに対してニオイ成分の少ない汗を出すのがエクリン汗腺