てげ

てげ

幅広く70点を積み重ねて生きていく。てげてげにね。

自宅介護だけしてると心が死ぬ|別のところで色んな自分を作ろうと思う

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父が脳梗塞で倒れてから約10ヶ月、僕の生活は父の介護のみでした。

働くこともできませんでした。

勉強も満足にできませんでした。

遊びに出ることもできませんでした。

この10ヶ月、ちゃんと会話した人の数をざっと数えてみたけど10人もいないです。5分ほどの会話も含めればもう少しいるかもしれませんが。

日々のよろこびは、父が少しずつ体力を取り戻し元気になっていく姿のみでした。

お医者さんや看護師さん、リハビリの先生みなさんに「劇的に良くなったね!」と言ってもらえる。そのことに自分が貢献できたことに関しては全く後悔してないし、これからも支えていくつもりです。

でも、そろそろ外を見ないといけないと思い始めました。

自宅介護にのまれてる自分

今年に入ってもう4ヶ月が経ちました。

日々の介護は大変で、一日をこなすだけで結構ヘトヘトになります。介護ってやってみないとわからない大変さがあるのだと、自分で経験して初めてわかりました。

僕は全国で介護をしている人たちを例外なく尊敬します。

でも、大変だからこそ流されるように介護だけをしてしまう日々。

それ以外のことや自分の将来のことに目が向かない日々がこの10ヶ月続いてきたのです。

思い出した言葉

父が倒れて実家に戻らなければならなくなった時、お世話になった社会経験の豊富な方が僕にかけてくれた言葉を思い出しました。

それは残酷にして、本当に僕のことを心配してくれてる優しさのある言葉でした。

「どうしても実家にもどるというなら仕方ない。でも、お前がここでお父さんの面倒を一生懸命みたとしても、将来お前の兄弟はお前を助けてはくれないぞ。

お父さんよりもお前の人生のほうがずっと長いんだぞ!それだけは覚えておけよ。」

本当だった

そう言葉をかけられて、でもあの時は僕が実家に戻るしか方法が見つけられませんでした。

怖かったけど、でも兄弟三人(姉、兄、僕)がいればなんとかなると思っていました。

 

父がICUにいるときは誰かが常についてられるようにしました。

兄弟で交代しながらついていました。

 

病棟に移っても毎日毎晩病室に泊まり込みました。

だんだん兄弟は顔を見せなくなってきました。でも感謝やねぎらいの言葉をくれていたので頑張りました。

 

退院して家に帰った時に段差でつまずいたりしないよう、家の中を全面的に整理しなおしました。

全部一人でしました。

 

退院日には父と僕だけでした。

 

今、父と僕二人で生活しています。兄弟は電話はたまにしてきますが、正月以来顔をみていません。

 

でもそれは仕方のないことかもしれないです。

姉にも兄にも自分の生活があります。目の前のことに忙殺されてきっと父のことにまで気がまわらないのでしょう。

僕がそばについているということで安心もしているのかもしれません。

家族は信頼してもあてにはしない

遠くに住んでいる家族は無責任にいろいろな提案をしてきます。

文句ばかり言うわりには介護の助けになることはほとんどしてくれません。

正直むかつくこともあります。

でもね、僕が逆の立場だったらきっと同じようにしていたと思います。だって心配ですもん。

なにもできないけど、なにもできないからこそ、せめて口だけは出しとこうと思うんじゃないでしょうか。

姉も兄も大事な家族です。信頼してもよい。でもあてにしては駄目だと思います。

様々な葛藤の後にこう思えた時、何だか心がすっと軽くなりました。

自宅介護をしている方へ

日々大変だと思います。

手伝ってくれない家族への不満もあると思います。

でも介護だけに飲まれないでください。

自宅介護を始めてから、いろんな自分を犠牲にしてきましたよね。

昔は

  • 職場や学校での自分
  • 昔なじみの友達の前での自分
  • 恋人の前での自分
  • 趣味に没頭する自分
  • 将来の夢へむかう自分

あなたにはたくさんの自分がいたはず。

でも気がついてみれば、「介護をする自分」しか残っていない人もいるんじゃないかな。なにより僕がそうです。

悲しいことですが、あなたが介護をしている人は高い確率であなたより先に死にます。

その時に「介護をする自分」しか残っていなかったら、あなたは全ての自分を失います。

なにも今の介護をおろそかにしろとか、介護をしている人を見捨てろって言ってるわけじゃない。

だって僕たちは見捨てられないからこそ、こんなに一生懸命に介護をしてるんですもん。

でもね、介護の合間で少しずつ昔なくした自分を取り戻していきませんか?

新しい自分を作っていきませんか?

僕はとりあえず、「ブログの自分」を取り戻していこうと思います。

他にも「将来の夢をみる自分」や「新たに働く自分」も作っていくつもりです。

あなたも僕と一緒に「介護をする自分」以外の自分を見つけていきましょう。

どうか自宅介護だけに飲まれないで。

僕は自宅介護を頑張るあなたを尊敬します。

味噌汁あれば生きれるよ|これから一人暮らし&金欠予定の君へ

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「ご飯をどうしよう?」

一人暮らしを始めてすぐに直面する問題です。

全て外食、お弁当を買ってくる、おかずだけを買ってくる、全て自炊。

色んなパターンがあると思いますが、「このままでは月末に金欠になりそうな雰囲気だぞ??」って時に僕がしていた自炊について紹介したいと思います。

これだけやってれば月の20日以降もなんとか生きれると思います。

味噌汁とご飯

日本人なら味噌汁とご飯だけで十分生きていけます。

ごはんとみそ汁を作り、みそ汁を具だくさんにすれば、それで充分
引用:「一汁一菜でよいという提案」 土井善晴さんがたどりついた、毎日の料理をラクにする方法|KOKOCARA(ココカラ)−生協パルシステムの情報メディア

別に味噌汁とパンだっていいと思います。

汁物はそれだけで満腹感を得やすいので、金欠じゃなくても積極的に食事に取り入れたいものです。

一人暮らしにおすすめの味噌汁の具

  • しめじ
  • キャベツ
  • TOPVALUのギョーザ
  • 天かす

しめじ

しめじはひと株100円程度で売っています。たまに二株で150円の時があったりします。その時は絶対に買いです。

キノコ類は一人暮らしの味方です。なぜなら冷凍できるから。

切って、洗って(うちでは洗いますが洗わないご家庭もあるとのこと)、ジップロックに入れて冷凍庫で保存しときましょう。

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100均にもジップロックっぽいものがあるので、それでもよいと思います。

味噌汁の時に軽くひとつかみ入れます。

キャベツ

年中売ってる超コスパ野菜のひとつ。

これも冷凍できるので、サラダで食べる分以外はザクザク切って、洗って、ジップロックで冷凍庫です。

金欠の味方の野菜代表格はモヤシですが、モヤシの場合、味噌汁に入れてもあまり旨味が出ない気がします。

またモヤシは冷凍には適さないので、味噌汁の具としてはトータルで見てキャベツに軍配があがると思います。

もう少しお金に余裕がある場合は玉ねぎも甘みが出て良いです。玉ねぎももちろん切って冷凍です。

TOPVALUのギョーザ

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もし野菜がなーんもなくてもギョーザだけでOK。

20個入りで170円(税込)っていう超コスパです。

これももちろん冷凍します。

味噌汁を作る時に1つか2つポンっと入れましょう。

形あるまま煮てもいいし、ギョーザを壊してしまってもOKです。

天かす

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これを入れるだけでグッと味噌汁が美味しくなります。

もしも全く食材が用意できなかった場合、天かすだけ味噌汁でもそれなりに美味しくなります。

味噌と顆粒ダシの素

TOPVALUなどのプライベートブランドのものが安いです。

が、せめて味噌だけは特別に良いものでなくてもいいので、ちゃんとしたお味噌のメーカーのやつを使ったほうが美味しい気がします。

顆粒ダシの素

ダシは顆粒のもので良いと思います。

ただ、味噌汁以外に顆粒ダシを使う予定がないのであれば、ダシ入り味噌というのが売っているのでそれでも構わないと思います。

味噌汁の作り方(一人分)

  • 水(200ml)
  • 顆粒ダシ 小さじ1
  • 上記の具
  • 味噌 大さじ1

お鍋に水・顆粒ダシ・上記の具を入れて火にかける。具は冷凍されたままでOK。

水200mlが分からなければ、味噌汁のお椀に水入れたらそれが約200mlです。

大さじ・小さじは買ったほうがいいかな。100均でOKです。

具に火が通ったらいったん加熱を止めて、大さじ1の味噌を溶く。

再び火にかけ、沸騰直前で火を止めて完成です。

(うちは安全のためにIHコンロつかってます。朝は準備しながら動くので、あまり火を扱いたくないのです。)

ご飯

ご飯はまとめて炊いて冷凍です。一人暮らしはとにかく冷凍です。

サランラップにまくのもいいんだけど、これおすすめ。

結構毎回ラップにご飯を巻く作業ってめんどくさいんですよね。

これだったらよそって蓋をするだけです。

レンジでチンしたあとの出来上がりもラップのときより美味しいです。Amazonのレビューも良いです。

これじゃなくてもご飯専用みたいな冷凍容器ならなんでも良いと思います。

金欠時のタンパク源

卵は10個で200円以下で買える貴重な栄養満点食材です。

生食に抵抗がなければ卵ご飯にしましょう。

嫌なら目玉焼き。

どちらもかける醤油はめんつゆにしたら美味いです。

ちなみに味噌汁にもめんつゆを垂らすと美味しくなるのでおすすめ。

魚肉ソーセージ

これも金欠&一人暮らしの味方。

そのまま食べてもいいし、小さくスライスして塩コショウで炒めてもおいしいです。

長期保存できるのがいいよね。

僕の朝食準備の動き

実は金欠かどうかにかかわらず、僕の朝食は毎朝味噌汁と納豆卵ご飯です。

その動きをご紹介します。

  1. 鍋を持って冷蔵庫の前へ
  2. 味噌汁の具をそれぞれひとつかみずつ鍋に放り込む
  3. ついでに冷凍ご飯と卵と納豆もとる
  4. 鍋に水と顆粒ダシを入れて火にかける
  5. 冷凍ご飯をレンジに入れて3分半セット
  6. 丼で納豆を混ぜ混ぜ(テレビ見ながら、準備しながら)
  7. レンジがチンとなったらご飯を回収(ここで耐熱のコップに水とインスタントコーヒーをひとさじ入れて、レンジで温めておくと食後にコーヒー飲めます)
  8. 丼にご飯と卵とめんつゆを入れて混ぜ混ぜ(テレビ見ながら、準備しながら)
  9. 鍋の様子をみて具に火が通ってたら加熱を止めて味噌を溶く
  10. 再び加熱、沸騰直前まで温めたら完成

ここまでで10分から15分くらいでしょうか。

といってもコンロの前にいる時間って、トータル3分くらいのものなので動きに慣れてしまえばそこまで負担になりません。

肉はビニールで保存

本当に金欠なときは味噌汁とご飯で乗り切るべきですが、金欠にになりそうだけど少し余裕のある時は、豚肉とモヤシや豆苗で炒め物をすればそれで十分おかずになります。

地域差はあると思いますが、豚肉が1キロ1000円とかそれ以下で売っている事があると思います。

で、豚肉もやっぱり冷凍するわけですが、1キロの豚肉を一つ一つラップに包む作業って意外とめんどくさいんですよね。

そういう時は100均でこれを買ってきましょう。

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ビニール袋がティッシュのように出てきます。170枚も入ってるので結構もちます。

んで、1枚取り出しては手にはめてガシッと肉をつかむ。

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そのままひっくり返して口を結ぶ。

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これをこのまま冷凍しましょう。

肉に直接手が触れないので衛生的だし、ラップで包むより楽ですよ。

使う時はハサミで切って取り出せばOKです。

もやし炒めくらいなら冷凍したまま炒め始めても全然だいじょうぶです。

  1. 冷凍のままの肉をフライパンにのせる
  2. 焼きながらほぐしながら塩コショウ・めんつゆをする
  3. 肉に火が通ったらいったん皿に置いておく
  4. 同じフライパンにもやしをのせて塩コショウして炒める
  5. 最後に豚肉を皿からフライパンに戻してもやしと一緒に炒めて完成

というふうに、肉と野菜を別に炒めるようにすると、肉にはしっかり火が通って、野菜もちょうどいいシャキシャキ感を残したままの肉野菜炒めができますよ。

鶏肉は塩こうじ

ちなみに安い肉といえば鶏肉もありますね。

鶏肉は、ひとつずつ袋に入れると同時に塩こうじも入れて全体になじませておくと、塩こうじの酵素の力で柔らかく美味しい鶏肉になります。

鶏肉の場合はいったんしっかり解凍して、厚さを均一にしてからじゃないと上手に焼けないので注意して下さい。

解凍はレンジでもできますが、フライパンを使っても自然解凍ができます。

  1. シンクなど金属製のものの上に袋に入ったままの冷凍肉をおく
  2. 肉の上に底が当たるようにフライパンをおく
  3. 放置

こうすれば、何もしないで自然解凍するよりも早く解凍できます。

フライパンは熱伝導率がよい素材がつかわれているので、フライパンで挟むことでどんどん解凍がすすむそうです。

鶏もも肉なら塩コショウで焼けばボリューム満点のメインおかずになります。

一人の食事は質素でいい

一人暮らしを始めると、楽しいことがたくさんあってお金がいくらあっても足りなくなります。

そのなかで削れるもののひとつが食費です。

別に毎回外食でも、弁当を買ってきても、おかずを買ってきてもいいんですけど、でもそんな食事が本当に必要ですか?

味噌汁とご飯ですませれば、半分以下の出費で栄養バランスの整った食事ができますよ。

普段は節約して、友人と食事するときなどはちょっぴり贅沢しちゃいましょう。

 

以上、『味噌汁あれば生きれるよ|これから一人暮らし&金欠予定の君へ』でした!

答えを見てから問題を解く|『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』佐藤大和著 を読みました

この本のノウハウは資格試験の合格を目指している人だけでなく、勉強や仕事でなかなか結果を出せない人、時間のないなかで勉強をしている人、記憶力をアップさせたい人など、

「答え」が存在するものを学んでいるすべての人に役に立つはずだ

P.14より

著者の経歴と概要

僕は現在資格試験の勉強をしています。

主に過去問を中心に勉強していくのがセオリーの資格なので、この本に興味を惹かれ読んでみました。

著者の佐藤大和さんはTBS「あさチャン! 」のコメンテーター、フジテレビ「リーガルハイ」「ゴーストライター」など一部監修・出演のほか、地方局のレギュラー出演など、数多くのメディアでも活躍しているマルチ弁護士です。

これだけ見ると筆者はエリートではなやかな道を歩んできたかのように思えますが、元は偏差値30の落ちこぼれヤンキーだったそうです。(この手の本にはありがちなストーリー)

それが勉強に目覚めた結果、独学で立命館法科大学院に合格後、1発で司法試験に合格という快挙をなしとげるにいたった著者独自の勉強法を本書で紹介してくれています。

最難関と言われる司法試験に合格した勉強法は、多くの人にとって参考になるものだと思います。

序章では著者の過去のエピソードが書かれているのですが、その部分はたった14ページに抑えられています。

長々と経歴やエピソードを書きがちな本が多いなか、この点は好感が持てます。

本のほうが詳しく書いてありますが、著者の略歴が知りたい方は公式サイトが参考になると思います。

ここからこの本に書かれている勉強・暗記の方法論について詳しくみていくことにします。

全体の主な内容は

  • 第1章:インプットについて
  • 第2章:アウトプットについて
  • 第3章:モチベーションについて
  • 第4章:習慣化について

となります。

第1章:「理解」せずに、ひたすら「答え」だけを見る

第1章はインプットについて書かれています。

本書の「はじめに」でこの勉強法の肝となる部分を教えてくれています。

私の勉強法は、

「参考書を読む→問題を解く→答えを確認する」

ではなく、

「答えを見る→問題を見る→参考書を読む」

です。

P.12より

その具体的方法を第1章で説明してくれています。

問題は解かずに答えだけを見る

著者はまずは問題は解く必要はなく、答えだけを暗記すれば良いと説きます。

なぜなら、問題を解こうとすると「できない」という壁が目の前に立ちふさがり、それが勉強へのやる気を削いでしまうからです。

しかし、問題集(特に過去問が有効!)には「答え」がのっています。

試験とは最終的には「答え」を答えるものなので、最初から「答え」を覚えていくのが最も効率的なのだという考えです。

人間は忘れる生き物

短い時間✕回数✕勉強量=記憶力

これこそ、記憶を定着させる絶対の公式です。

繰り返すことによって、忘れる量を上回る情報を頭に入れていけばよい

P.45より

確かにこの考えは理にかなっていると思います。

経験則からも何度も見たものは忘れないですもんね。

携帯の電話番号はなんの意味もない11桁の数字の羅列です。それでも繰り返し見ていれば覚えることができます。

勉強において繰り返すというのは本当に重要なことです。

そして、「答えだけを見る」という勉強法は何度も「繰り返す」のに適しているのだと思います。

短時間で多くの問題に触れることができますから。

記憶をうずまき状に広げていく

自分が覚えられる最小限の量を出発点にするのが肝心です。

P.51より

最小限とはつまり「答え」のことなのだと思います。

そして「答え」が頭に定着したら次は「問題」、さらに「解説」、「参考書」へと記憶の幅を広げてゆくべきだということなのでしょう。

僕は受験生時代に東進衛星予備校で安河内哲也先生の授業を受けていました。

その授業の中でも

勉強はスパイラル(うずまき)のように何度も繰り返して、すこしずつ広げていくのが良い

とおっしゃっていまいた。

安河内先生もベストセラーになった勉強法の本を出されています。

覚えたことを忘れないための7つの裏技

「裏技」というより正当な王道技も含まれている気もしますが、

  1. ノートはいっさいとらない
  2. 寝る直前をピークにして勉強する
  3. 起きたらすぐ昨日の続きをする
  4. 満足いく睡眠時間で眠る
  5. 瞑想する
  6. 1週間に1日、必ず午後をオフにする
  7. 自分の「長所」を暗記力に変換する

という7つの方法とそのやり方について解説してくれています。

今まであげた以外にも第一章では

  • 100%を目指さない
  • 最初は過去問だけ
  • やらないところを決める
  • 参考書はいきなり読まない

について書いてありました。

第2章:記憶の「思い出し」をゲーム化する

第2章はアウトプットについて書かれています。

この章では覚えたことをより定着させ、実践(試験)で使えるよう昇華させる方法を具体的に説明してくれています。

その中でも中心的役割をはたすのが、夜5分→朝5分の「記憶出し入れ術」だと思います。

夜5分→朝5分の「記憶出し入れ術」

私が実践した「答えを思い出す」ベストな方法をお教えしましょう。

その日やった勉強を夜寝る前の5分間に書き出す→それを翌日の朝5分間で思い出す、たったこれだけです。

P.93より

僕は復習が大事だとわかっていても、その日に勉強したことをその日の最後に復習するって今までやってませんでした。

翌日に復習しようとすると結構忘れている(か、そもそも覚えきれていない)ことが多くて復習だけで勉強時間の7~8割とか使ってました。

すると、覚えていない自分に落胆したり、新しいことに取り組めなくてやる気をなくしていくというのが僕の今までのパターンでした。

でも、当日なら結構思い出せるんですよこれが。

5分間では少し無理がありましたが、10~15分くらいでサササーっと復習できちゃうんですよね。

もう目からウロコでした。

本書ではさらに5分の復習をいかに続けていくかのスケジューリングも紹介してくれています。

この部分にはかなり具体的な記述が多いところを見ると、著者が練りに練って練り上げた方法なのだということがわかります。

多分、ここが本書のなかで一番自信があるところであり、かつ最も勧めたいことのひとつなのではないでしょうか。

司法試験では、覚えなくてはいけないことが膨大にあります。でも、私は遊ぶ時間も減らしたくはありませんでした。それならできるだけ覚える時間を短くしようとした結果、この方法に至ったのです。しかも、この方法を始めてから、成績が劇的にアップしました

P.99より

第2章はこの他にも

  • 暗記術の最大の目的
  • 自分の頭のなかに「知識の図書館」を作る
  • 1ページ1秒の記憶引き出し術
  • 誰かと話すことで整理化
  • 一人二役「自分プレゼン」
  • 日常生活の疑問と記憶を結びつける
  • 本と対話しながら疑問点を明らかにする
  • 散歩する
  • 試験本番は「思考力ゼロ」

などについて書かれていました。

単にアウトプットするだけでなく、

  • 解答のスピードアップを図る
  • 知識をより高度でより深くしていく

ための方法論などはやはり最難関の司法試験へ挑んだ著者ならではだと思います。そこまでしないと合格できない試験だったのでしょう。

スピードアップは試験を受ける人だれしも必要だとは思いますが、知識を深めるために専門雑誌を読むことなどは自分の受ける試験と相談して取り入れるか判断が必要かと思います。

第3章:モチベーションアップの方法、第4章:勉強の習慣化の方法

第3章と第4章は勉強の方法論ではなく、モチベーションの上げ方や習慣化について書かれています。

このブログ記事では軽くしか触れませんがたくさん面白いことが書いてありました。

勉強がなかなか続かないという人には、第3章と第4章を先に読んでから第1章を読むことをおすすめします。

P.14より

とのことですので、人によってはむしろ第3章と第4章の方が大事かもしれません。

「モテたい」をゴールにする

「いい大学に入りたい」「一流企業に就職したい」のその先に、「お金がほしい」「人気ものになりたい」「高級車に乗りたい」・・・・・・そんな根源的欲求はあるのではありませんか?

 これらは、総じて言えば、人やお金に「モテたい」という意識です。

 この「モテたい」を強く欲することによって、勉強への情熱がグッと高まります

 P.162より

 勉強とは1日や2日で終わるものでなく、そのほとんどが長期戦です。

それ故にモチベーションの維持・習慣化して継続する事が重要になります。

「あなたがその勉強をする意味はなんですか?もっと根源的な目的を意識して下さい。それが勉強を続ける原動力になります」と著者は言いたいのだと思います。

また、同じ項目中で「グリット」についても触れています。根源的な欲求が「グリット」のエンジンになるのだそうです。

「グリット」については書籍化されたのち、世界的にベストセラーになり、日本でも2016年に『GRIT やり抜く力』として発売されたので見かけた人も多いかもしれません。

ちなみにこのアンジェラ・ダックワース氏のTEDがこちら

この「グリット」に2015年発売の本書で触れているあたり、著者の造詣の深さがうかがえます。

この他にも第3章・第4章ではTODOリストの著者なりの作り方を具体的に説明してくれたり、小説や漫画をモチベーションアップにつなげる方法、アイドルソングの活用法など他の本ではあまり見かけないようなおもしろい内容が書かれていました。

『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』を読んでみて

この本が一番役に立つのはなんらかの勉強中で過去問の使い方が分からない人だと思います。

この本を読んで、大学在学中に頭がいいと言われていた先輩が

過去問は読み物だよ

と言っていたことを思い出しました。

その先輩はもしかしたら頭が良かったのではなく、本書のようなとても効率的な勉強をしていただけなのかもしれません。

僕は前述したとおり大学入試の際に安河内哲也先生の講義を受講していました。

その結果、ほぼ100%安河内先生の講義のおかげでセンター試験の英語はとてもいい点数がとれました。本当に感謝しています。

なので当時は(今も?)完全なる安河内信者だったのですが、安河内先生はこうおっしゃっていました。

君たちは「あの先生のここが分かりにくい」、「あの先生はここがいいけどあそこがだめ」みたいに批評するよね。気持ちはわかるんだけど、でもね、その先生は少なくとも君たちよりその教科についてはできるから。何倍もできるから。だから、色々ごちゃごちゃ言う前にその先生の全てをマネしなさい。そうしたら点数伸びるから。批判する前にとりあえずマネしてみろ!

遠い昔なので細部は非常に曖昧ですが、こんな感じのことを言っていたと思います。

これって勉強法の本を読んでそのノウハウを学ぶ際にも同じことが言えのではないでしょうか。

この著者は法科大学院を経て司法試験を合格したという実績があります。

僕たちよりも「試験を乗り越える」というスキルにおいては何倍もの能力があるはずです。

だから、とりあえずマネしてみるってのも大事かなと思います。そして本書はマネしやすいように非常に具体的に書いてくれています。

 

Amazonでは「サーッと読めました」といったレビューも散見されましたが、僕はこの記事を書きながらもう一度熟読したら色々と発見がありました。

方法論が簡潔なゆえに読み流すことも可能な本書ですが、じっくり読めば色々と納得できたり学べたりする部分もあります。

興味を持たれた方は是非手にとってみてください。

以上、『答えを見てから問題を解く|『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』佐藤大和著 を読みました』でした!